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駒沢オリンピック公園

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 所在地:〒154-0013 世田谷区駒沢公園1-1

アクセス:東急田園都市線「駒沢大学駅」下車徒歩15分

1964大会:レスリング(体育館)

     サッカー(陸上競技場)

     バレーボール(屋内球技場)

     ホッケー(第一球技場、第二球技場、補助球技場)

​2020大会:サッカーの公式練習場として使用(陸上競技場)

 駒沢オリンピック公園総合運動場は、1949年に開催された第4回国民体育大会で使用する施設として建設されました。建設当初はハンドボールコート2面とホッケー場1面のみでしたが、その後64年大会で使用された体育館や陸上競技場などの施設の他にも、硬式野球場や弓道場など多くの施設が増築され、現在では様々なスポーツ選手やファンが集まる施設として多くの人々に利用されています。ここでは、これらの施設の中でも64年大会に使用された施設を取り上げ、紹介していきます。

 

 

 

 

駒沢オリンピック公園体育館>

 駒沢オリンピック公園体育館は64年大会当時、レスリングのメイン会場として使用されました。この施設は1961年に行われた駒沢オリンピック公園の改修工事に伴い新しく建設され、現在ではバレーボールやバスケットボールなどの大会にも使用されています。施設内には仮設席1,120人を含む収容人数3,474人のスタンド席があり、本格的な大会の開催が可能となっています。また、1993年には改築工事、2013年にはエレベーターなどの増築が行われ、バリアフリー化も進められています。

 体育館に入り階段を降りて地下1階に向かうと、そこにはオリンピックメモリアルギャラリーがあり、オリンピック東京大会組織委員会から贈られた感謝状や東洋の魔女のサインボール、選手の写真など様々なものが展示され、大会開催から57年が経った現在でも64年大会の様子を知ることができる貴重な施設であるといえるでしょう。オリンピックメモリアルギャラリー内ではパンフレットなど一部資料を入手でき、当時の様子を知ることが可能となっています。また、この地下には体育館の選手通路がガラス越しに見えるカフェテリアもあり、人々の憩いの場となっています。
 

 

<駒沢オリンピック公園陸上競技場

 駒沢オリンピック公園陸上競技場は、64年大会開催に向けた改修工事施行に伴い1961年に新設され、64年大会ではサッカーの会場として使用されました。さらに2020年大会ではサッカーの公式練習場として使用されました。この陸上競技場には収容人数20,010人のスタンド席や8レーンの青いトラックが整備されており、本格的な陸上競技場だといえます。現在ではランニングイベントやサッカースクール、サッカーや陸上競技の大会など様々な用途で使用されています。

実際に現地で見てみると陸上競技場の外観は白い大きなアーチが連なっており、これらは観客席の屋根の役割を果たしています。祝日には競技場の前にある広場にはサッカーボールで遊んでいるこどもたちや日焼けを楽しんでいる人、キャッチボールをしている親子、ベンチに座って複数人でゲームをしている子どもたち、大会に向けてウォーミングアップをしている選手などなど多くの人で賑わっています。

<駒沢オリンピック公園屋内球技場(バレーボールコート)>

 駒沢オリンピック公園屋内球技場は、1958年5月にバレーボールのアジア競技大会に合わせて設立されました。施設内にはバレーボールやバスケットボールなどのコートが2面あり、仮設席800人を含む収容人数2,358人のスタンド席も設備されています。屋根部分には緑色の芝が敷かれており、その上には鉄製の大きなアーチが架けられているため、遠くから見てもかなり目立ちます。64年大会では主にバレーボールの会場として使用され、あの有名な64年大会の日本女子バレーボールチーム「東洋の魔女」はこの施設で決勝戦を戦い、ソビエトを下して優勝を決めました。2020年大会では使用されませんでしたが、現在ではバレーボールだけでなく、バスケットボール、フットサル、ボルダリング、ハンドボールなど様々な用途で使用されており、2014年~2016年には建替え工事も行われました。

 実際に行ってみるとこの屋内球技場は体育館や陸上競技場から道路を挟んで反対側にあり、最寄り駅である駒沢大学駅からはかなり遠いため、歩いて行くと大変かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<駒沢オリンピック公園 ホッケー場>

 駒沢オリンピック公園の第一球技場、第二球技場、補助球技場は1961年に新設され、64年大会ではホッケーの競技会場として使用されました。

 

第一球技場>

 駒沢オリンピック公園第一球技場は64年大会の際に使用した駒沢オリンピック公園の会場の中では最寄り駅である駒沢公園駅から最も遠い場所にあり、駒沢公園駅から歩くと25分程度かかります。64年大会ではホッケー競技のメイン会場として使用され、2020年大会では使用されませんでした。2014年から2016年には改築工事が行われました。

 実際に行ってみると、周りは大きな白い壁で囲まれていたため、中の様子を確認することはできませんでした。また、中には砂入りのショートパイルの人工芝があり、ホッケー、フットサル、ラクロス、運動会などの様々な用途で使用されています。

 

 

<第二球技場>

 駒沢オリンピック公園第二球技場は、64年大会では第二ホッケー場として使用されましたが2020年大会では使用されませんでした。人工芝や夜間照明施設などの設備があり、現在はサッカー、アメリカンフットボール、ラクロス、ゲートボール、運動会などで使用されています。

 

 

 

 

 

<補助球技場>

 駒沢オリンピック公園補助球技場には人工芝や夜間照明施設があり、現在ではサッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、ラクロスの各種大会などで使用されています。64年大会当時、この施設は第三ホッケー場として使用されましたが2020大会では使用されませんでした。駒沢大学駅から最短で陸上競技場や体育館、屋内球技場に向かうと必ずこの球技場の横を通ります。

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​駒沢公園 地図

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体育館 外観

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陸上競技場 外観

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​屋内球技場 外観

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​第一球技場 入り口

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メモリアルギャラリー
パンフレット

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​補助球技場 外観

​第二球技場 外観

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