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​後楽園アイスパレス
(東京ドームシティ 黄色いビル、ウインズ後楽園)

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所在地:東京都文京区後楽

アクセス:都営地下鉄三田線で水道橋駅A2出口

1964大会:ボクシング

2020大会:使用せず

 後楽園アイスパレスは1951年に開設されました。構造部材を現地で組み立てる、建方(たてかた)という方法で建設され、当時、その建築の発注をしたのは日本スケート株式会社でした。普段はアイススケート場として利用されていましたが、64年大会ではボクシング会場として使用され、桜井孝雄選手(バンタム級)が金メダルを獲得した舞台となりました。また、1954年にローラースケート場が開設し多くの人に愛されましたが、1971年9月に建物を取り壊し、1973年に東京ドームシティ「黄色いビル」としてオープンしました。また、2020年大会の競技施設としては使用されていません。

 東京ドームシティ「黄色いビル」とは興味深い名前ですが、これは正式な名称で、東京ドームシティ敷地内の遊興施設です。ちなみに、1962年から2014年にかけて東京ドームシティには「青いビル」という建物もあり、ユニークなネーミングをすることが分かります。「黄色いビル」には宇宙ミュージアムや屋内型のスポーツ実施施設があり、家族や友人と訪れて遊ぶには最適な場所です。また、食事や東京ドームシティホテルでの宿泊も楽しめます。もはや、昔そこにスケートリンクがあったことやオリンピックのボクシングで使用されたということを想像できないほど、現在はバラエティに富んだ遊興施設に変容しています。

 黄色いビルと言われるので明るい黄色をイメージしますが、周囲の建物にはないクリーム色に近い色でした。JR水道橋駅西口もしくは都営地下鉄三田線水道橋駅A2出口を出るとすぐに見えるので黄色いビルだと分かるはずです。

 黄色いビルは2棟編成の建物で1棟は9階、もう1棟は6階建てです。建物の壁には電光掲示板のような大型のスクリーンがあり、東京ドームシティのコマーシャルが流れています。

9階建てのビルの壁には緑色でJRAの文字があります。JRAとは日本中央競馬会のことです。JRAの文字がある9階建てのビルがウインズ後楽園で、日本最大の規模を誇る場外馬券発売所があります。その8階,9階にはエクセルフロアがあり新幹線の車内ほどのスペースに机とモニターが設置され半個室のような雰囲気で競馬を楽しめます。9階のエクセルフロアは8階よりランクが上がり独立性の高い個人ブースにモニターがあり飛行機のファーストクラスのような高級感があります。また、JRAでは初めてとなるビュッフェスタイルの食事付きで、競馬を楽しむことができます。

向かいの歩道から見た黄色いビル

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