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​大宮蹴球場

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所在地:〒330-0803 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4

アクセス:東武野田線「北大宮」駅から徒歩13分

1964大会:サッカー競技

2020大会:使用されず

 64年大会のサッカー競技は当初、国立霞ヶ丘競技場・駒沢陸上競技場・秩父宮ラグビー場の3会場で行われる予定でした。しかし、試合数や芝生管理などの理由から3会場だけでは足りず、開催から約1年半前の1963年2月に大宮蹴球場と三ツ沢蹴球場も合わせて使用することが決定されました。それを受けて、1960年4月に開場した日本初のサッカー専用スタジアム(大宮公園サッカー場)を国際規格のグラウンドとして整備し、大宮蹴球場は1964年9月に完成しました。大会時は、敷地面積10,400㎡、客席数14,392席で、バックスタンドとゴール裏スタンド後方に仮設スタンドが設置されました。計5試合が行われ、58,453人もの観客が足を運んだそうです。当時のサッカーの試合としては1試合平均1万人以上の観客が集まることはかなり珍しいと思われ、会場は大いに盛り上がったことでしょう。

 大会後、大宮蹴球場はAFCユース選手権(1965年・1971年)、国民体育大会(1967年)、FIFAワールドユース選手権(1979年)などで使用されました。2007年からFM NACK5がネーミングライツを取得して「NACK5スタジアム大宮」という名称になりました。現在はJリーグ・大宮アルディージャのメインスタジアムとして使用されています。

 NACK5スタジアム大宮は大宮公園内に位置していて、バックスタンド後方には県営野球場、陸上競技場兼双輪場、小動物園、児童遊園地などがあります。緑が多く、静かで落ち着いた雰囲気の公園です。家族連れの方にも散歩をする高齢者の方にも楽しめる場所になっています。

 国立競技場などとは違い大宮蹴球場はサッカー競技場として作られているため、ピッチと観客席との距離が近く高低差も少なくて、テレビなどでは感じることのできない迫力ある試合を楽しむことができます。また、選手とファンとの間に一体感が生まれて、会場全体が盛り上がるでしょう。屋根はメインスタンド中央部分の上段にしかなく、雨風や暑さを凌ぐには厳しいかもしれません。一方で、開放感があり、試合中の歓声や熱気が外にまで伝わってきそうです。

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NACK5スタジアム大宮 メインスタンド中央

 Gate1の入り口手前に「ホームスタンド リニューアル記念植樹」があります。これは大規模な改修工事を経て、2007年11月11日に「NACK5スタジアム大宮」としてリニューアルした時に植えられました。それから約14年の月日が過ぎ、今後どのような姿へと変わっていくのでしょうか。目立つような場所には植えられていませんが、訪れた際はぜひ見てみてください。

 

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ホームスタジアム リニューアル記念植樹

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