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陵南公園

所 在 地:〒193-0824 東京都八王子市長房町1571

アクセス:JR中央線/京王線 「高尾」駅から徒歩25分

1964大会:自転車競技、ロードレース

2020大会:使用なし

 現在、陵南公園内には自転車の競技場は存在しませんが、64年大会では自転車競技が行われました。自転車トラック競技のほかにもロードレースが行われ、陵南公園横を流れる南浅川に架かる南浅川橋を選手たちが駆け抜けていきました。ロードレースコースには八王子市・日野市・立川市・昭島市にまたがる道路が選定され、都内だけでなく東京郊外でもオリンピックが盛り上がっていたことが分かります。現在競技場が存在しないため、2020年大会での使用はありません。

 

 陵南公園は1968年に開園し2018年で開園50周年を迎えました。1959年にオリンピック開催地が東京に決定し、63年に現在の陵南公園の位置にあった“陵南グラウンド”が自転車競技場会場に決定します。64年の8月に競技場が完成しました。64年大会後に自転車競技場は撤去され、64年大会が開催された4年後にはその跡地に陵南公園が開園しました。陵南公園サービスセンターの前には現在でもオリンピックの記念プレートがあり、自転車競技優勝者の名前と国名が書かれています。このオリンピック記念プレート(記念碑)はサービスセンターに行くという目的がないと見つけにくいところにあるため意識的に探さないと見つけられないかもしれません。サービスセンターで64年大会について伺うと、オリンピックについて書かれたパンフレットを頂くことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    陵南公園サービスセンター                    64年オリンピック記念プレート                                          

 64年大会の選手村は原宿駅から徒歩3分に位置する場所にありましたが、いくつかの分村も存在しました。その一つが現在の陵南公園の場所に自転車競技場とともに建設され、「陵南宿舎」と呼ばれました。現在、自転車競技場自体の面影はまったく残っていませんが、大会時に競技観客席として使用された場所は展望広場となっています。

 

 

 

 

 

 

                      

 

 

 

 

 

 

64年東京オリンピック自転車競技場会場のようす

 

64年東京オリンピック自転車競技場会場の様子と現在の様子​ 

 

 陵南公園には野球場や遊具広場、親水施設など多くの施設があります。遊具広場や親水施設はこどもたちに人気で、土日や夏休みは多くの人が訪れるそうです。公園内に健康遊具があることや花壇や庭園があることから、高齢者の憩いの場にもなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親水施設(じゃぶじゃぶ池)          陵南公園遊具広場

陵南公園案内

 

 陵南公園では春には桜、秋には紅葉など四季折々の美しい風景を見ることができます。駅から徒歩で25分ほどかかったため、子どもを連れて駅から公園まで歩くのは少し厳しいでしょう。公園には駐車場があるため車で行ったり、駅からバスを使用したりするほうがよさそうです。公園近くや八王子に住んでいる人にとっては馴染みのある公園だと聞きました。

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